好きな色
- Emiko Ishida
- 2017年6月11日
- 読了時間: 1分
私が世の中で一番美しいと思っているもの、 毎日、眺めてはうっとりしているものがあります。
それは、夕暮れ時の橙色と青が溶け合う空模様です。
正直、世に存在するどの美術作品よりも美しいと思います。(こんなを言ったらアーティスト仲間にがっかりされるかもしれないけれど。)この美しさには人間が作ったものは勝てないと敗北を認め、自然を敬服している自分が居ます。 敗北を認めつつ、そこにわずかにでも立ち向かおうとするアーティストである私も居ます。
この感受性は私の作品のベースになっていて、油彩の作品では自らが描き込み作り上げているのに対し、近年始めた錆の作品では、なるべく自分で作らずに自然の力と一緒に美を作り上げていくことをしています。
錆の橙色に惹かれるのは、太陽の色と同じだから。 藍染めの藍色に惹かれるのは、空の色と同じだから。 そして、どちらも自然に発色した色だから。
何となく惹かれていましたが、こうして文章にすると潜在意識と顕在意識が繋がります。 こうした感受性を基に、Japanを伝えていけるアーティストになっていきたい!と思っています。
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